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PRUGIO通信

韓国ソウル在住。旅、飛行機、写真、そして酒を愛する大阪人のブログです。

山口名物、瓦そばを門司にて食す

日本食 旅行 Nikon D500 食べ物

先日、ビートルに乗って九州に行った際に食べたものはどれも旨かった。
その中で印象に残った一つが瓦そばです。これ、ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」で山口県出身という設定の平匡さんが幼い頃の追憶を語るシーンで出てきて知った山口県のご当地グルメですが、「元祖瓦そば たかせ」の支店が門司港にもあるので、九州鉄道記念館を訪れた機会に(私、飛行機マニアであると同時に"鉄ちゃん"でもあるのです)立ち寄ってみました。f:id:prugio:20161231165710j:plain

店は門司港レトロというその名の通り、貿易や本州との往来で栄えた門司港周辺に残る古い街並みを活かした観光地で、たかせの支店は海峡プラザという商業施設の2階にあります。私は鉄道記念館で「鉄分」を補給した後、13時過ぎに訪れました。f:id:prugio:20161231165741j:plain

「逃げ恥」の中で、平匡さんが幼少期におふくろさんが普通の蕎麦で瓦そばらしきものを作ってみたところ、頑固な親父さんが、「茶蕎麦じゃないと瓦そばじゃない!」といった理由で怒る回想シーンがあった通り、麺が茶蕎麦なのが特徴です。その親父さん、怒っただけではなく、「これが本当の瓦そばじゃ」と、瓦そばを食べさせてあげるために専門店に家族を連れて行ったエピソードもありましたが、ひょっとするとその店がこのたかせの本店だったのかも知れません。f:id:prugio:20161231170508j:plain

週末の昼時には行列が出来ることもあるようですが私はすんなり入店できました。f:id:prugio:20161231170442j:plain

店に入ってすぐ左に広間があり、遠足で来たらしい幼稚園児達が何やらお子様ランチっぽいものを食べている姿を見掛けましたが、こういったメニューもあるのですね。暫くすると「御馳走様でした!」という子供達の声が聞こえてきました。微笑ましい。f:id:prugio:20161231171343j:plain

入口の間口は狭いですが店内は奥に向かって広いです。f:id:prugio:20161231171615j:plain

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"瓦そばうな茶定食"というランチセットを注文しました。私が今暮らす韓国にも鰻料理はありますが、やはり日本のうな丼は旨い。久々に日本の鰻も食べることが出来て嬉しい限りでした。f:id:prugio:20161231171911j:plain

暫くすると瓦そばが運ばれてきました。熱した瓦の上に茶蕎麦、錦糸卵、牛肉、海苔、そしてレモンと紅葉おろしが載っています。f:id:prugio:20161231172509j:plain

一人前でもちゃんと立派な瓦に載って出てきます。ほのかに茶蕎麦の香りが漂います。f:id:prugio:20161231172845j:plain

ざるそばのように冷たいつゆではなく、熱いつゆです。紅葉おろしを溶いて軽くレモンを絞りました。このレモンがポイントで、瓦に引かれた油分や牛肉の風味と良く調和するように感じました。f:id:prugio:20161231173339j:plain

そして、このパリパリに焼けた部分がまた旨いのです。中華のカタ焼きそばとか、韓国だと石焼ビビンバプ的な、ちょっとジャンク感も入り混じった独特の旨さと言いましょうか。ここで効くのが茶蕎麦の風味で、牛肉の風味と、若干甘口のつゆが不協和音にならない適度の加減で奏でるハーモニー(笑)。愛すべき郷土の味と言えましょう。f:id:prugio:20161231173149j:plain

茶碗サイズの鰻。愛知県で長年勤務した私には懐かしい"ひつまぶし"であります。
先ずはそのまま鰻と飯を食し、次いで薬味を投入、最後は出汁を掛けてさらさらと平らげる、三段階の楽しみがあるのですが、正直なところ私は普通のうな重のほうが好みです。それはそうと、久々に食べた奈良漬はやはり旨かった。鰻と奈良漬。カレーと福心漬けに匹敵する、主役と名脇役なのであります。f:id:prugio:20161231200035j:plain

瓦そば、堪能しました。レジの横には持ち帰りセットも売っています。私は日本の物資を韓国に買って帰るミッションがあり荷物の容量が限られるので購入しませんでしたが、お土産に買って帰れば30?号室で、みくりさんとホットプレートで楽しい瓦そばタイムを過ごせることでしょう。f:id:prugio:20161231203500j:plain

この瓦そばは山口の偉大なる郷土料理ですが、元々は庶民の暮らしから生まれた食べ物のようです。つゆはこの瓦そばを浸けるから旨いのであって、最後に蕎麦湯で割って楽しむ類のものではないと思います。私は名店的なところでそれなりのお金を出し、酒を飲んで食べる蕎麦も好きですが、こういった地方の店で味わう個性的な蕎麦、というか、蕎麦から派生した郷土料理は旨く、そして楽しかったです。